ハウスメーカーのカタログは絶対に一度は見るべき!
2020年01月24日
インターネットのハウスメーカーを専門に取り扱うポータルサイトを利用すると、各社の得意分野や工法・坪単価など大まかな概要を得ることが出来ます。合わせて実際の利用者の口コミなども併記されているので、普段の日常生活のなかでは手に入れることが難しい情報の数々を入手することが叶います。しかし実際にどのハウスメーカーに依頼するべきなのか、もっと深堀りした情報に接したいならハウスメーカーに資料請求を行ってカタログを取り寄せてみるべきです。もちろん住宅展示場に足を運べば現場でカタログを入手することも出来ます。見た目のデザインも、具体的な完成形が写真になっているので完成のイメージを具体的に把握する上でも有益です。
実際にハウスメーカーのカタログを取り寄せると、情報量の多さからカタログのどの部分を見ればいいのか困惑するかもしれません。カタログには会社案内から商品案内・テクニカルガイド・インテリアやエクステリア、住宅設備などに特化した色々な種類があることがわかります。これらの中で真剣に読むべきものを選ぶとしたら、テクニカルガイドと商品カタログの二点です。テクニカルガイドには各ハウスメーカーの基本技術や性能の詳細が記されているはずです。いわばそれぞれの会社の標準仕様の解説書とも言うべき内容なので一度は目を通しておくことをおすすめします。もっとも複数の会社から取り寄せてみると比較しても大同小異、あまり明確な違いは見受けられないこともあります。
例えばツーバイフォー工法を採用していると記載されていれば、どのメーカーを選んでもさほど顕著な違いがあるわけではないからです。また各社のカタログには、”当社独自”当社オリジナルなどの文言が目に付きますが、それが具体的にどれほど違うのかは、大差がないのが現実です。なかでもあまり重視するべきでないのは、”当社オリジナルパーツ”などの住宅関連設備に関する記載です。これらの設備は他のメーカーに別注し製造したものを、ハウスメーカーが仕入れているだけのことだからです。そしてカタログには性能や技術力を物語る数値が記載されています。確かに数字をもとに説明されると説得的です。しかしこれはあくまで実験時の数字に過ぎないので、比較して大きな違いがない限りあまり神経質になる必要はありません。カタログと実際に完成する家は絶対に違います。トラブルになるのを回避するべく、これを上手に活用するのがハウスメーカー選びでは大切です。